TAKURO MATSUKURA
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アマチュアラリードライバー松倉拓郎のウェブサイトです。
M29R Rallying projectと称し、全日本ラリー選手権に挑んでいます。
最高の日となったラリー洞爺から・・・
ガレージセキネンミラージュ1-2フィニッシュの快挙からラリー北海道までのあれこれ。
激闘の日々を振り返る・・・。
その5~デイポイント獲得へ向けた激走!
2日目2位フィニッシュでデイポント獲得!感動のゴールへ!
というわけでDay1は微妙なコースアウトに終わり不完全燃焼に終わったものの、裏を返せば車は無事だったのでDay1の最後のサービスで新井さんのサービス、セキネンさんのミッション交換が終わった後に、一通りマシンをチェックしてもらいスーパーラリーに備えてもらいました。
パワステはスペアも無いので若干調子悪いですが仕方ないのでそのままで。
前日は疲れも有ってホテルに帰って即死亡(;´Д`)
迎えた2日目の朝、セキネンさんは初日2位で、トップ天野さんを逆転する気満々です。
僕はもう失うものも無いので全開アタック!
シリーズを考えると少しでもデイポイントを取ってセキネンさんのタイトルのお手伝いをしたい所。
まあ、昨日は全く役立たずでしたが(爆
朝のサービス出るときにブレーキのエア抜き頼むの忘れてて「昨日のうちに言っておけよ!」って藤沢リーダーと大藤さんに文句言われた以外は特に何もなくサービスパークを出発。
朝の時点では霧でしたが、それでも昨日とはうって変わって天気が良い!
沿道のギャラリーも昨日に比べたら凄く多くて沢山の人に応援してもらって感謝感激です^^
Day2の1発目はオトフケリバース、中速域でかつ3D形状の林道で、攻め応えはばっちり!
早速動画みながらコメントを・・・と思いましたが動画撮り忘れていましたすいません(;´Д`)
SS12:OTOFUKE REVERSE1
タイム:5:00.9 JN-5クラス2番手(+13.2)
う~ん、内容的にはですねぇ、ノートがイマイチ駄目(僕の作り方が悪い)で途中ロストしたりで中盤の区間が全然攻めれなくてん~・・・って感じでしたがなんとか2番手。
でもセキネンさんには13秒も離されてしまった(;´Д`)
気を取り直して次のSSに向かいます。多分今大会1,2を争う危険な香りのするSS「IKEDA」です。
このSS、オールターマックなんですが、クリップのイン側にところどころ泥がのっかっていて、レッキの時でも凄い滑るので嫌だな~って感じの路面です。ホントにしっかり押さえないとアウトに持ってかれる感じだけど、抑えすぎたらタイムに影響するし・・・って具合で。
特にミラージュはターマックは他の車に比べるとやっぱり不利!ターマックに行くとあのセキネンさんが苦戦しているのでみなさんお分かりでしょうが^^;
今回はせめてもの奇策としてフロントに硬質ダートタイヤの91Rを用意して、ちょっとでもグリップレベルを上げようと試みます。
音更のゴール後、リエゾンで大急ぎでフロントだけタイヤ交換して池田のSSへ向かいます。
写真:東山様 ありがとうございます^^
SS13:IKEDA
タイム:9:04.6 JN-5クラス1番手(-4.2)/JRC総合6番手!
と、言う訳で、派手?にやらかしました(;´Д`)
スタートしてすぐ、ヤバいな~とは思ってそれなりに危なそうな所は抑えたんですが、コーション入れたにもかかわらずクレスト後の左コーナーで、ちょっとアクセル抜いてスルスルやり過ごそうとしたら・・・スルスル車も逃げて行く(;´Д`)
ドカ~ン!
あ~やっちまった~と思いつつも、その後走ったらフェンダーすれている程度っぽかったので気にしないで行ける所までプッシュすることに。
頑張って走っていたら前走車に追いついてしまいました(汗
前走車は入賞が掛かっている車だったのでペースも相当抑え目立ったので申し訳ないですがこちらもデイポイントが掛かっているので容赦なくオーバーテイクボタンを押させてもらいました^^;
ん?オーバーテイクボタンって?
初耳の人も多いと思います。
僕も知らなかったのですが、今回ラリー北海道で全車に支給されているGPSトラッキングシステムの「RallySafe」の機能の一つなんです。
動画にも載ってますが、簡単に言うと、長いSSや、前走車のトラブルなどで前走車に近づいてくると、オーバーテイク(この場合は進路を譲る)をしたいから頼むねって意味でボタンが押す事が出来て、前走車の方には「後ろから車来てるから避けてあげて」って表示が出るらしいです。従うかどうかは別として^^;
そもそもrallysafeの使い方なんか全く分からず、セキネンさんのナビの百戦錬磨の竹下さんにうちの嫁が使い方を教えてもらっていた時に、「そういえばこんなのも有るんだよ」的に教えてもらったんですが、まさか使う事になるとは^^;
そんな訳で早速使ったら道を開けてくれました^^;ご協力ありがとうございました^^;
ゴール後、タイムを聞いたら、凄いタイム!びっくりです^^
タイムロスしたにもかかわらず、SSベスト、総合でも6番手とメチャクチャ速い!これは素直に嬉しかったです^^
でも、代償がでかかったですが・・・(;´Д`)
(後日、ガードロープの請求が・・・(;´Д`))
ゴール後リエゾンにて、早速セキネンさんにバカにされる(笑
とりあえずタイヤ交換して応急処置して、サービスで自分でちょっと直せばいいやーって地区戦の感覚で考えて連絡もしないでいたら、facebookみた大藤さんと藤沢リーダーにこっぴどく怒られる(汗
言い訳すると、いつも地区戦ではセルフサービスでサービスをやっているので、サービスって言っても面倒な事は自分でやれよっていう空気なので頼みづらいのも有り、他の人の事も有るからいいやーって思ってたんですが、ここは全日本、そうもいかないようで^^;
というわけでサービスの皆様にはご迷惑をおかけしました(;´Д`)
某世界の人からは「速く走ってもぶつけちゃ駄目だ!」ってありがたいお言葉を頂きました^^;それ以外にも方々からぶつけた事に散々言われてSSベストの事なんかとっくに忘れてましたが改めて思い返すと良い感じで走れてはいたなと思いました^^;
photo:成田様 ありがとうございました^^
SS14:NEW HONBETSU
タイム:9:33.8 JN-5クラス1番手(-15.3)
車のダメージを確認するととりあえずは足回りはロアアームが曲がってはいるものの普通に走れているので大丈夫そう^^;
タイヤを87Rに戻してホンベツのSSを迎えます。
ここはギャラリー前のコーナーからジャンクションまでがメチャクチャ痺れる900mのストレートから高速コーナーがあります(汗
僕の速くないミラージュでもストレートで160km越えから高速コーナーに進入です。シビれます(;´Д`)
スタートしてからは気持ちの良い下りのクネクネ区間、ハンドルだけで良い感じにリアが流れてドリフト出来ちゃいます。
ギャラリーポイントでは逆振りからロングサイドでドヒャーっとやろうと思ったものの失敗に終わるwダサくてすいません(;´Д`)
でも全体的にはまあまあ良い感じに走れて特に後半のターマックが速かったです。
ぶっちゃけ、87も91もそんなに変わらなかったかも(・・・汗
多分あのハーフウェットのスリッピーなコンディションだったからだとは思いますが。
で、途中、またオーバーテイクボタンでご協力頂きました^^;
TCで前に追いついたからスタート開けて欲しいって言ったんだけどそれは無理だったので^^;
ゴール後、タイムを確認すると、セキネンさんと同秒で1位!
おお~良い感じ!
でも、走っててなおさら、Day1のリタイヤが悔やまれる結果になった事に気持ちは複雑でした(;´Д`)
写真は小柳様、熊谷様、ありがとうございました^^
SS15:NUPRI PAKE SHORT 1
タイム:5:30.2 JN-5クラス3番手(+6.0)
次のSSは凄く走ってて気持ちいヌプリパケです。
道幅が狭くて道も比較的きれいで、高速コーナーばかりなのでワンミスでベロッとやられそう^^;
セキネンさんには「次のヌプリパケでガッツリちぎってやる!」って言われてたので相当得意なんだろうな~とは思ってましたが、蓋を開けてみると案の定がっつりやられました(;´Д`)
ん~これに関してはノートの精度と経験の差だと思います。
走りながらも「あ、ここ3速だ」とか気づいた頃にはボロボロとタイムをこぼしていくような感じです^^;
後は、既に全然2割くらいしか効かなくなっているパワステとの戦いが有ったので、ちょっと不満ではありましたが、道に関してはホント。「チョー気持ちいい」道でした^^
この頃になるととっても天気も良くなって沿道のギャラリーも沢山いてリエゾン走っていてもとっても楽しいんですよね^^
途中、足寄の道の駅でギャラリーサービスして、ヌプリパケの帰りは本別の道の駅で半分身内の様な貼り物組合の皆様に呼びとめられて簡単なインタビューうけたり、盛り上がったようで良かったです^^
SS16:OTOFUKEREVERSE2 6.12km
タイム:4:57.7 JN-5クラス4番手(+5.7)
いよいよラリー北海道の林道SSもこれが最後!音更の2回目です。
音更の入り口で時間が余ったのでしばし周りと談笑。
実はこの時点で小さなトラブルを抱えてまして・・・^^;
「ワイパーが止まらない」
ので、どうしたらいいか考え中^^;の写真です(笑
とりあえずヒューズ抜けば収まるので応急処置はしましたがよーく考えるとSS中水しぶきとかで前が見えなくなっても困るので、動きっぱなしで走る事に(笑
既にこの時点でDay2のデイポイントは2位がほぼ確実になりつつありセキネンさんとも開いてしまったので最後は無理しないで走る事に。
途中酷いソロバン状路面になっててドラシャにも負担掛かりそうなのでちょっと抜き気味で安全にいきます^^;
ギャラリーの前だけは最高に切れのある走りをしたつもりです(笑
観客の方も良かった!って言ってくれたけど自分でも一番決まったんじゃないかな?(笑
ゴールした後のワイパー止まらないよ~がせつないですが(笑
写真は熊谷様、ありがとうございました^^
SS17:SATSUNAI RIVER 3
タイム:52.9 JN-5クラス5番手(+4.0)
最終SSの前に、短いサービスに入ります。
例のクラッシュの一件で、急遽叩いて戻してでぶつけた右周りをラリー板金して治してくれました^^;
お陰様で10m先から見たら良い感じに分んなくなりました(笑
指切ってまで治してくれた皆様にはホント頭が下がります^^;
そんな訳でいよいよ、最後のSSになります!
最後は淡々と走ってゴール。
「あ~終わっちゃった~」って気持ちが半分、悔しいな~って気持ちが半分。
ポディウム待ちの間、沢山の人に声かけていただいて、ホントに感謝です^^
せっかくなので、余ってたちゃらんげステッカーを配って回りました(笑
チームRTCのギャラリーの皆様は応援ボードを作ってくれて裏には「ちゃらんげ」の文字も(笑)嬉しかったです^^
さらにサービスの佐藤さんにはちゃらんげの旗まで^^;ありがとうございました!
今回のラリー参戦は自分たちだけでは土俵に立つ事が出来なくて、自分の周りのいろんな方のおかげで走らせてもらう事が出来ました!
結果としては残念な結果に終わりましたが、トップ争いもする事が出来たり、SSベストも獲る事が出来たり、今までで一番高いレベルで戦う事が出来たのではと思います。
それゆえに今まで経験した事のない問題も出てきましたが、今後の課題として次のステップへの糧にしたいと思います。
残念なことはラリー北海道1年生だった故に分らない事も多く、悔しいのでもう1年同じパッケージで勝負したいところですが、叶わぬ夢なのが残念な所です。
まあ、ただのATのミラージュ乗ってるミラージュファンの小僧から始まって良くここまで来たなとは我ながら思いました(笑
それを実現させてくれたセキネンさんはじめとするガレージセキネンの皆様、理解のある嫁や今まで僕と絡んできた車仲間だったり、環境に感謝です。
また、今回セキネンさんにくっついてアライモータースポーツ様にサービスをしてもらいました。
トップチームのサービスなんて初めてで、こちら側の不備や分らないことなどで堀川さん、関口さんには色々とご迷惑をおかけしてすいませんでした。
セキネンチームからのサービスの大藤さん、藤澤さんにも迷惑かけっぱなしでしたが大変良い勉強になりました、ありがとうございました^^;